2024年6月11日、愛知登文会 総会に出席いたしました。会場は蒲郡クラッシックホテル。華麗な城郭風建築の外観とアールデコ様式の内装、登録有形文化財と近代化産業遺産の認定を受けている昭和初期に建てられたホテルで、約70人が参加され、盛大に行われました。
ホテルは小高い丘の上に位置し、目の前には、国の天然記念物の竹島と穏やかな三河湾を一望することができる景勝地です。
三河湾は内海であり、海面がとても穏やかで美しく、まるで琵琶湖のような静かな海です。
また、竹島には竹島弁財天が祀られていますが、これは、三河守の藤原俊成公が、竹島が滋賀県の竹生島に似ていることから竹島に弁財天を祀ったのが、竹島弁財天の始まりとされいます。蒲郡と滋賀県・琵琶湖の不思議な繋がりを感じました。
総会の後、ホテルの前支配人からホテルの歴史の紹介、そして、ホテルの館内ツアーが行われました。
天皇陛下やベーブルースが泊まったロイヤルスイートルームも見学させて頂きましたが、角部屋の最高に景色の素晴らしいお部屋でした。
愛知登文会では、2023年度に、
① 愛知県の登録有形文化財の公開
② オンライン登録有形文化財魅力体験シンポジウムの開催
③ 新規登録有形文化財訪問、意見交換会の開催
④ ウィキペディアを使った愛知登文会の情報発信に関する勉強会、ワークショップ開催
⑤ 文化財魅力発信サポーター育成の勉強会、ワークショップの開催
⑥ 登録有形文化財魅力紹介冊子の発行
⑦ あいたてカードの作成(※登録有形文化財公開時に利用する名刺大のカード)
⑧ あいちたてもの博覧会の開催
⑨ 登録有形文化財の優良な保存活用者への表彰など、文化財の補助金やクラウドファンディングなどを活用して、様々な事業を精力的にされていることを伺いました。
愛知登文会には、観光施設、美術館、博物館など、商用利用されている文化財が多く、会員数も、正会員が約70名、名誉会員が約10名、一般会員が約70名、計約150名と大所帯で、とても活発に情報交換をされていました。
滋賀登文会は設立2年目、会としての経験が浅く、規模も小さいですが、今後、活動を進めていくため、大変、勉強になりました。
世界遺産登録を目指している彦根城は、名古屋から電車で1時間と近く彦根への観光客は、愛知県からの方が非常に多いと聞きます。
愛知登文会で、様々な取り組みをされていますが、愛知県の方々が、少し足を延ばして滋賀県に来て頂くことは十分考えられます。
お隣の県の登文会との連携が出来るように、滋賀県の環境を整えていきたいと思います。