2026年3月13日(金)午後から、兼子会長の自坊天台真盛宗 法蓮寺にて、寺歴などのお話しを伺い、登録有形文化財に向けた建造物調査に基づいた見学会が開催されました。特別会員2名、会員16名、法蓮寺役員3名、オブザーバー3名、計24名が参加しました。

法蓮寺は東近江市五個荘木流町にあり、創建は、弘安年中(1278-1287)、近江佐々木氏遠祖によります。その後の寺歴は日本の歴史と重なります。

延徳元年(1489)、六角高頼が真盛上人に帰依し、真盛上人を開基とし、箕作山中に再建。永禄11年(1568)、織田信長が足利義昭を奉じて上洛、道中で行った最大の合戦、観音寺城の戦いで、六角氏の本城 観音寺城と支城であった箕作城は落城、法蓮寺も炎上しました。30年後の慶長3年(1598)、西方和尚が現在の地に遷地重興したとのことです。

今回の見学研修会の前に、会の事業として2〜3月にかけて、滋賀県文化財保護課のサポートのもと、会員の滋賀県ヘリテージマネージャー8名が登録有形文化財に向けての調査に取り組みました。

本堂、書院、各お堂の社寺に関する知識を吸収しながら、各建造物の平面実測調査、文献調査、兼子ご住職からの聞き取り調査などを進めました。

調査した建造物は10件。本堂から始め、書院及び黒門、庫裏、土蔵、護摩堂について、それぞれ調査したヘリマネがその場で説明、滋賀県文化財職員や特別会員の濱﨑先生がコメントを加えていただきます。次に外に出て、山門、土塀、地蔵堂、鐘楼堂、井戸屋形と境内を移動しながら、建造物への理解を深めました。

最後に本堂に戻り、県から登録文化財制度にかかる留意点の説明をいただき、ヘリマネとして必要な最新情報を入手、特別会員でもある県職員から総評をいただきました。史料を把握しつつも、それに流されず、建造物の詳細や痕跡をしっかり見ること、回数を重ねて訓練を続けていくことの大切さを伺いました。