この建物は、JR北陸本線木ノ本駅の何堂約500mの北国街道に面して建っています。昭和10年(1935)に湖北銀行木之本支店として建てられ、その後、昭和17年(1942)に滋賀銀行木之本支店となりました。閉鎖されていた銀行を木之本町(現長浜市)が買い取り、平成17年(2005)、正面側の客溜まり部分、間口約13m、奥行き約6mを部分的に保存し、背面側が改築してまちづくりの活動拠点として活用されています。
建物は正面がイオニア式柱頭を持つ巨大な4本の円柱が立ち並ぶ重厚なデザインで、外壁は人造石洗出し仕上げ、銀行建築の定型ながらまとまりがよく、木之本宿の町並みのランドマーク的存在となっています。
登録内容
| 登録対象 | |
| 年代 | 昭和10年(1935) | 
| 構造及び 形式 | 鉄筋コンクリート造2階建 | 
| 建築面積 | 83㎡ | 
| 登録の基準 | 1 | 

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