柴山家住宅は、大津市の旧東海道に接した路地奥に建っています。昭和8年に旧東海道の道路拡幅に伴って呉服商を営んでいた上野家が向かいに移転し、9軒の長屋住宅に建て替えました。二戸で一棟の長屋住宅の右一戸分で、正面左手に玄関を右手に格子を構えます。二階座敷の床構えや透かし彫り欄間などに、数寄屋の意匠を持ち合わせています。昭和初期の上質な大津の長屋住宅として貴重です。
入居者の退去に伴い、令和6年に屋根葺替修理、ファサードを修理、また、内装を改装しました。

現在、大津町家情報館にて、入居者募集中です。

登録内容

登録対象主屋
年代主屋:昭和8年(1933)頃
構造及び
形式
主屋:木造2階建、瓦葺
建築面積
登録の基準1